強行採決とか
圧倒的多数による与党とか
それ以前に、
民主主義とは、民主主義そのものを問えること。
戦争に反対したところで、たしかに、ひとりではどうにもならないでしょう。あるいはひとりでなくても、少数でしかないのならば、圧倒的多数を前にしては、それが民主主義における多数決の原理を蔑ろにもするほどの長いものに巻かれればいいというようなことであれ、どうにもならないかもしれません。だからって、反対してはいけないことにはならないでしょう。もちろん反対すればいいということではなくて。反対することが許されるのならば、そういう自由があるのならば、現実に戦争がおこなわれてもかまわない、そんなことであってはならないでしょう。戦争に反対することを、ひとりで、夢に見ることができればいい、祈ることができればいい、現実において戦争がどうあろうとも、そういうことにはならないでしょう。それでは戦争に反対していることにもならないというものでしょう。もちろん、戦争に反対しなければ、反対していることにならなければ、戦争に賛成しているということにもならないでしょう、そういうことであってはならないでしょう。右か左か、黒か白か、それだけで考えることは、それは差別の問題にもなるでしょう。目の前の人間についてより現実についてよりも、イメージとカテゴライズとのほうによるということで。
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