『鮎川信夫詩集』(思潮社)から、
*
埋葬の日は、言葉もなく/立ち会う者もなかった、/憤激も、悲哀も、不平の柔弱な椅子もなかった。/空にむかって眼をあげ/きみはただ重たい靴のなかに足をつっこんで静かに横たわったのだ。/「さようなら、太陽も海も信ずるに足りない」/Mよ、地下に眠るMよ、君の胸の傷口は今でもまだ痛むか。
『鮎川信夫詩集』(思潮社)から、
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埋葬の日は、言葉もなく/立ち会う者もなかった、/憤激も、悲哀も、不平の柔弱な椅子もなかった。/空にむかって眼をあげ/きみはただ重たい靴のなかに足をつっこんで静かに横たわったのだ。/「さようなら、太陽も海も信ずるに足りない」/Mよ、地下に眠るMよ、君の胸の傷口は今でもまだ痛むか。
Kimra Iron's Ownd/鉄考書
木村鉄に才能はありません。 が、そこからしか考えることも書くことも、できません。 詩のように小説を。 小説のように詩を。 物語は、 理論として構成として構想として概念として。
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